今日、鉄の防錆力をアップするために、一般的には亜鉛めっきの膜厚を増加する方策が採られていますが、外観が白系統（光沢クロメート仕様）の場合は、亜鉛めっきのめっき厚を上げても、コストアップになる割には期待する防錆効果が得られないために多くは高価なステンレスを使用しています。
ここに紹介する「三価ステンコート」は（株）ＪＣＵが開発したジンロイ（Zn-Ni合金メッキ・ZN300仕様）の上に、Kコート・コスマー又は新コーティング材「JN-COAT」をコーティング処理することで、鉄素材にステンレス色の外観とステンレスと同等以上の高耐食性を低コストで付与します。
ジンロイめっきラックライン
（吊りめっき）
ジンロイめっきバレルライン
特 長
鉄素材にZn-Ni合金めっき（ジンロイ・Zn300クロメート）を施し、更に防錆コーティング（Kコート・コスマー・JN COAT）処理をする事によって次のような特長が得られます。
- クロメートの緩衝色が無くなり、ステンレス色の外観が得られます。
- 薄膜で、非常にレベルの高い防性力が得られます。
- 耐熱性があり、160℃の高温下でも防錆性を保ちます。
- 折り曲げ、深絞り、ねじの締結等の二次加工にともなう防錆性の低下もありません。
